色でトクする話>熱帯魚の水槽を照らす照明が、 ちょっとした工夫で、グンと美しく演出できる色と照明のワザ!
熱帯魚の水槽を照らす照明器具も、
ちょっとした工夫で、グンと美しく演出できる色と照明のワザ!
色とりどりの熱帯魚が泳ぎ、水草が揺らめく水槽は、
見ているだけで心が安らぐものですが、
もっとキレイで魅力的に演出する方法です。
観賞価値を高めるためにも、
水草の光合成を促進させるためにも、水槽には照明器具は必需品。
一般的には、コストパフォーマンスに優れた「蛍光灯」です。
これは家庭用の一般的な蛍光管でも利用できますが、
やはり専用の蛍光管がオススメです。
魚の観賞や植物の生育に適した設計になっていますし、
その種類も多く、好みの演色性のものを選ぶことができます。
例えば、植物の光合成が活発となる波長というものがあり、
水草用であれば、その波長の光量をカバーするようにできています。
また水槽の飼育水は、時間が経つにつれ黄ばんで来ます。
この黄ばみを打ち消して、クリアに見えるように、
一般の蛍光灯よりも青みがかった色(高ケルビン)が使用されています。
昼間の太陽光は5500Kですが、
水草用蛍光灯なら7000〜12000Kくらいの色を使用しています。
赤や青色も、似たようなコンセプトでラインナップされています。
青は一般的に海水、赤は光合成の効率(水草の色形を整える)を高めるため、
白との組み合わせという形で用いられることが多いです。
ライティングの方向にもコツがあります。
ネオンテトラやネオンドワーフレインボーなど、
まばゆく輝く熱帯魚類は、側面や背面から光が回らないようにして、
斜め上方から光を当てると、すばらしい輝きを見せてくれます。
例えば熱帯性海水魚のコバルトスズメなど、
一般的には真上から照明を当てている場合がほとんどですが、
この魚を斜め上から照らすと、
見違えるほどの強烈なメタリックブルーの輝きを放ちます。
メタリックカラーの魚を美しく鑑賞するためにはライトは
できるだけ前面に置くのがポイントですよ。
セットする蛍光管によって水槽内の雰囲気はガラリと変わります。
好みに併せて色々と試してみるのも楽しいものです。
最近では、LEDの照明器具もいろいろ出てきています。
LEDは、サンゴの蛍光色をより美しく見せてくれます。
省エネで長寿命ですから、こちらも良いですね。
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