色でトクする話>不眠症で寝付けない人を安眠へ導く色の秘法を、あなたに伝授!
不眠症でお困りの方、どうしていますか?
睡眠剤を常用しているという方も多いのではないでしょうか。
最近でのベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、
脳の中にある神経伝達物質に関連する受容体に働くことによって
催眠作用を起こす、ということで、
喜怒哀楽の感情や不安に関係する大脳辺縁系という部位に作用し、
不安や緊張をやわらげ、興奮をおさえることによって、
眠れるようになるという仕組みなので、
自然な眠りに近いという点では安心な睡眠剤だそうです。
とはいえ、睡眠剤に頼らずとも、安眠を約束する「色の秘法」を伝授しましょう。
私たちを安眠へ導く色は「青色」です。
不眠症の方や、なかなか寝付きが悪くなかなか安眠できない方、
そんなあなたは、寝室に青色のエネルギーを取り入れることです。
青色の光には、副交感神経(体に栄養と休息をあたえる神経)を刺激し
体の熱を取り、安眠に導く効果があります。
心身の興奮を鎮静させて、体温、脈拍、血圧が下げて脈拍をゆっくりと安定させ、
心身ともにリラックスした状態に導くのです。
青色のエネルギーが、体の熱を奪い去ることによって、
ぐっすりと眠ることができるのです。
寝室に青色のインテリアを取り入れ、カーテンを青くしたり、
ベッドサイドに青色の小物を置いたり、
ふとんカバーや枕カバー、パジャマを青色にするのも良いですよ。
寝る前にブルーの光を浴びるのも良い方法です。
そして睡眠前には、テレビやパソコンの画面は極力見ないようにしましょう。
睡眠前に強い光を浴びると、交感神経を刺激して目と脳が覚めてしまいます。
ところで、目を閉じてしまうのに、色を感じることが出来るのか?
という疑問に答える、ある実験を紹介しましょう。
青い壁紙を貼った部屋と赤い壁紙を貼った部屋を用意し、
二人の被験者に目隠しをして部屋に十数分居てもらいます。
その二人の状態を観察したところ、
青の部屋の人は、体温は変化せず、血圧と呼吸数が下がり、
涼しく落ち着いた感覚を感じました。
対して赤の部屋の人は、体温が上がり、血圧と呼吸数も上昇し、
暑く息苦しい感覚を感じた、という結果だったそうです。
つまり、目を閉じていても、色の効果があるということが立証されたわけです。
合わせて心がけたいのが、昼間の太陽の光です。
昼間に太陽の光を適切に浴びると、夜眠りやすくなります。
これは、太陽の光が目にに入ってから12〜15時間後に、
脳の中にメラトニンというホルモンが流れ出すのですが、
私たちがぐっすり眠れるのは、
この「メラトニン」というホルモンのおかげなのです。
このメラトニンは、昼間に太陽の光を浴びないと、
夜になっても出にくくなってしまうのです。
朝、目覚めとともにカーテンをあけ、部屋を明るくしましょう。
昼間は外に出て、太陽の光を全身に浴びましょう。
これできっとぐっすり眠れますよ。
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