色でトクする話>駅のホームで少しでも早く電車内に入って、座れる方法を教えます!
色はストレートに感情に訴えます。
文字や形と異なり、私達の印象に強く残るものなのです。
そうした色の印象は、日常生活の中で大いに活用されています。
例えば、トイレの男性(黒や青)と女性(赤やピンク)の区別。
洗面所の蛇口の温水(赤)と冷水(青)の区別。
誰もが迷うこと無く、色を見ただけで瞬時に判断できています。
こうした色の持つイメージを活用し、うまく適合させているものが
電車や地下鉄の「ラインカラー」です。
誰もが区別しやすい色を選び、視認性の良い誘導デザインを作って
電車や地下鉄のラインカラーは決められているのです。
ラインカラーは、車体のほか、路線図、各駅の案内表示やサインに
統一的に使われ、一体的に認識できるようになっていて、
とても使いやすく、便利で快適ですね。
こうした、色による識別効果を高めるには、
装飾として多くの面積を使うより
適切な場所に適切な分量に絞って使うことがポイントなのです。
さて、そのように計画配置された駅のホームで電車を待つ時、
他の人たちより少しでも早く電車内に入って、座れる方法がありますよ。
ポイントは、ホームにある階段の位置です。
電車が到着した時、降りてきた人の流れは自然と階段の方向に向います。
例えば、あなたがホームに2列で並ぶ時、2列の左側に立つか、
それとも右側に並ぶか。
もちろんできるだけ前に並べるのが理想的ですが、
左右どちらでもいい場合は、階段の位置で判断します。
もし近い階段が左側にあるなら、右側に並びます。
階段が右方向にあれば、左側に並びましょう。
またホームに並ぶ時、階段に近い列には並ばない方が賢明です。
電車が到着した時、階段に近いドアには降りたい人が集中し、
階段に近いトビラから完全に乗客が降りきった時には、
もうその両サイドのドアは乗客が降りきっていて、
先に並んでいた人達がもう電車内に乗り込んでしまっていた、
なんていうことになりますから。
ホームのサインを良く見て、階段の方向を確認して実践して下さい。
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