花粉症の話>花粉症対策のひとつの大きなポイント、湿度の管理で早めの対策を!
花粉症対策のひとつの大きなポイントに「湿度」があります。
おおむね、花粉が飛散しやすいのは
晴れて風のある日ですね。
スギ花粉なら、飛散するピークは2〜4月になりますが、
そのころの晴れて穏やかな日ほど、花粉は大量に飛散しますし、
雨の日は花粉の飛散は少なくなります。
その原因は、花粉が湿度に弱いため、
雨粒に花粉が吸収されてしまって、
飛散できずに地面に落ちてしまうためと考えられます。
ここがポイントですね。
湿度が高い状態であれば、花粉は湿気を吸って、
自らの重みで下へ落ちるという性質を利用する訳です。
つまり、部屋の湿度を上げれば、室内で漂っている花粉は、
湿気を吸収することでどんどん落下しますから、
室内の空中を漂わなくなるのです。
さらに、床に落ちた花粉は、
掃除機で吸い込んだり、雑巾でそっと拭き取ってしまいましょう。
これで室内の花粉を取り除くことができますね。
また、湿度を上げることによって、
空中の水分が、喉や目などの粘膜を保護してくれる役割も果たしてくれ、
一石二鳥というところです。
ただし、あんまり湿度を高くしすぎるのも良くありません。
結露を起こしたり、カビやダニの温床となってしまい、
今度はかえってアレルギー症状を引き起こす要因になってしまいますから。
花粉症は冬から春先にかけての、
湿度の低い季節に発生しがちです。
乾燥した状態の室内の場合、花粉は部屋中に飛散してしまいます。
加湿器などを利用し、適度に部屋の湿度を保つようにすると
早めの対策になりますよ。
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