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2012年08月29日

ささやかな幸せ 004 手塚治虫さんの年賀状

 私の宝物の一つに、手塚治虫さんから頂いた年賀状があります。これは私が小学生で、熱烈な手塚ファンだった頃に、ご本人から頂いたものです。
 当時の私は、将来の夢といったら「手塚治虫のようなマンガ家になること」でして、毎日毎日マンガを描くことに明け暮れていたようです。時にはストーリーマンガのようなものを描いては、手塚さんのところへ勝手に郵便で送りつけたりもしました。そんなものはおそらくご本人の目には届いてもいなかったでしょうが。
 そうしたある年のお正月に、この年賀状を頂きました。宛名面には私の名前と、手塚さんのサインが万年筆の直筆で。裏には手塚マンガのキャラクターが印刷されたものでした。ひょっとしたら多忙を極めていた手塚さんですから、誰かの代筆でサインされたものかもしれませんが、私にとっては「本物」なのです。
 今の私がこのような職業に就いているのも、子供の頃に、こうしたことがあったからだと思います。手塚治虫さんは、私の人生にとても大きな影響を与えてくれたのです。
 このほかにも、手塚さんにまつわる「宝物」は数々ありますが、この年賀状はベストワンですね。


上の2点は、私への宛名と手塚さんのサイン。下は、当時の官製はがきの夢殿、5円のはがき。消印が「中野」になっています。下右は印刷されたキャラクター。




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